
いきなりですが、
あなたは人と話をするのは得意ですか?
それとも、人と話すのは苦手だと感じていますか?
あ、すみません。社員のやまだです。(笑)
私自身、人とラフに話をするのは好きなのですが、ちゃんと会話することはあまり得意ではありません(笑)
そこで、雑談力についての本を読んだところとても頷けることがたくさんあったので、すこしまとめてみました。
会話と言っても2種類あって、
「要件を伝える会話」と「要件以外の会話」があります。
そして、「話し上手」と「雑談上手」は違います。
・「話し上手」=要件を伝える会話
・「雑談上手」=要件以外の会話
といえるでしょう。
このように、「人と話すのが苦手」と一口に言っても、そもそもどちらも苦手なのでしょうか?
もしかしたら、苦手なのは片方だけかもしれません。
そして、雑談力は決して才能によるものではなく、鍛えれば出来るものなんです。
目次
相手との気まずさを解消(場の雰囲気をやわらげる)し、互いの距離を縮めるための会話です。
軽い内容の会話をすることで、「互いの存在を認めている」ことが伝われば大丈夫です!
無意識の頭で「この人と話すと気持ちがいいな」と感じてもらうことが目的なので、会話の内容に意味など不要です。
たとえば同じマンションの人と遭遇したとき、おはようございますと挨拶をするけれど、そのあとは沈黙…となったりはしませんか?
それでは、「ただの挨拶」止まりになってしまいます。
ここから雑談に発展させるには、「もうひとネタ」必要になります。
ぶっちゃけ、なんでもいいんです。
そして、5~10秒程度のものでいいんです。
気持ちをラクにして、結構どうでもいいことを話しかけてみましょう。
例えばこんなものです。
・その時たまたま目についたもの(壁がきれいに塗装されたみたいですね、今日は晴れましたね、など。無難なので誰とでも会話がしやすいです。)
・愚痴のようなもの(エレベーター遅いですね、など。共感を誘えると、会話が弾みやすいです。)
結論を探さなくて良いんです。どんどん次の話題に飛んでしまっても気にすることはありません。
だって、中身が無い会話なんですから!
いきなり切り上げても問題ありません。
「じゃ、また!このへんで!」でいいんです。
雑談がうまい人=話しがうまい人
ではないんです。
雑談をするには、
相づちだけでも大丈夫です。
結論もいらないんです。
長々と話さなくてもいいんです。
笑いを取る必要もありません。
口下手でも大丈夫です!
・人に安心して接してもらえる
・人に好かれ、愛され、信頼される
・あなたの評価が高まる
・自分に自信が持てるようになる
・より多くの出会いやチャンスを掴むことができる
・人生が豊かになる
つまり、社会性を高めることに直結します。
社会性が高まれば、自己評価も高くなり、自信を持ちやすくなります。
「プレゼン能力」も社会で生きていく時とても役に立ちますが、
「雑談力」があることで得られることもとても多く、とても役に立ちます!
こちらも、ぜひ磨くべきスキルだとは思いませんか?
なぜ褒めることかと言うと、
相手を「受けて入れている」ことを示すためです。
「自分のことを受け入れてくれている」と感じてもらうことで、相手に心を開いて貰えます。
なので、内容が正しいかどうかよりも、褒めるという行為自体に意味があります。
どんな些細なことでもいいんです。
とりとめのないこと、なんとなくで大丈夫です。
それには、まず見えているところを褒めるとよいでしょう。
本音では微妙だと思ったとしても、
「珍しい服ですね」
「○○さんらしい服ですね」
「斬新な服ですね」
など、ポジティブな感想を言うようにします。(笑)
相手の話をプラスの方向に転がすことで、相手も気持ちよくその話題を広げようという気持ちになってもらえます。
そのためには、たとえあなたにとっては興味のない話題や嫌いなことでも、「まず同意する」「肯定で返す」ことが大前提です。
どんなものからも良さを見出す努力をすることが重要です。
それが、雑談の話題を増やし、良好な人間関係を築くための大きな鍵となります。
自分の話だけでは、相手はついてきてくれませんし、どちらかのフラストレーションも溜まってしまうでしょう。
そこで、雑談全体に占める「相手主体の話題:自分主体の話題」の比率(話題支配率とも言えます)が重要になってきます。
そこでぜひ覚えておきたいのは、相手の話に対して「質問で返す」ことです。
話題に行き詰まりそうだな・・と思ってしまう方こそ、
自分からアイディアを出すのではなく、質問することで「相手からの答え」を引き出せるようにしましょう。
ただ、相手によってその比率は変える必要もあるかと思いますので、適宜変えてみてください。
「そういえば」「そうそう○○といえば…」という言葉でつなぐと、幾重にも話題が連鎖していきます。
雑談は、とりとめのない話になっても、それを止める必要はないんです。どんどんズレていってかまわないんです。
オチをつけるのは、プロの芸人でも失敗するほどなのですから、心配する必要は全くありません。
「キレイにまとめる」「結論づける」といった条件がつかないのが、雑談のいいところなんです。
むしろ、「オチがないのが雑談」といえます。
質問に対し、ひと言だけで応えていませんか?
それは、「これ以上あなたと話したくありません」という拒絶の態度となってしまいます。
ひょっとしたら、あなたは質問をされたことで「自分のプライベート空間に踏み込まれた」と不快感を感じているかもしれません。
しかし実際のところ、相手はそれほどあなたに興味はありません。
気楽にいきましょう。
過度に自意識過剰になってはいけません。(もちろん、例外もあるでしょうけれど…。)
ひと言にプラスαして返すことで、相手にボールを返しましょう。
「君は何かスポーツやってるの?」
→「別にしてません」×
→「今はやってませんが、健康のためにマラソンを始めようかと思ってます。部長は何かやってますか?」○
このように、「雑談力がある」ということと「会話力がある」はイコールではありません。
要件を伝えるなど内容に目的のある会話をすることと、
要件はなく、相手との関係を深めることが目的の会話をすることとは別と考えます。
人と話すことが苦手な人も、ぜひこの2つを一緒くたに考えずに、
気持ちをラクにして、オチも中身もない会話を少しずつするように心がけてみてください。
ほんの10秒たらずでもいいんです。
だれかと「話がしたい」と思っていたとしても、それがうまく行かなくて悩んでいるなら、
その気持が相手に伝わるように「雑談」でそれをすこしずつでも表現してみてはいかがでしょうか?