◎採用とは、求職者から選ばれること

 
お客様から選ばれるのが「販売」。求職者から選ばれるのが「採用」。
 
お客様から選ばれるためには、お金も労力もかけますね。
中小企業では、経営者自らが先頭に立って行動する・・・ということも珍しくありません。
 
 
一方、求職者から選ばれる取り組みはいかがですか?
 
お客様は、たまに他社商品を購入したり、その商品がイマイチだったら戻ってきたり、、、といったことができます。
ですが求職者は、簡単に退職したり、やはり前の会社のほうが良かったと戻ったり、、、とは基本的にできません。
 
 
ですから、求職者に選んでもらうには、お客様に選んでもらうのと同等、いやそれ以上に力を注ぐ必要があります。
ここに真剣に取り組んでいない企業に、真剣に就職先を選んでいる人が来ることはありません。
 
まずは、求職者に選ばれることに全力を注ぐこと。
それが重要です!!
 
 
 

◎社内に人財育成のしくみができれば、採用基準は下がる

 
自社のニーズに100%合致した人財を望んでいませんか!?
 
スキルも知識も同業種での経験もある人財・・・
そんな自社に必要な要素を兼ね備えたパーフェクトな人物を探している企業をよく見かけます。
 
しかし、そんな人財は、まずいません!
もしいても、そんな人財はあちこちから引く手あまた。。。
そもそもそんな人財が、自社に来てくれますか?
 
 
そこで重要となるのが、社内での人財育成です!
 
社内で人財が育成できれば、採用基準を引き下げることができます。
未経験でも、知識がなくても大丈夫。
中途採用だけに限らず、新卒採用でも大丈夫。
そんなことになりますよね?
 
また、求職者から見ても「しっかり育成してもらえる!」となるとプラス要因になります。
「自分自身のスキルを高めたい!」という前向きな人財が集まってくるかもしれません。
 
 
・・・ということで、採用の前に、まず人財育成のしくみづくり。
それが重要です!!
 
 
 

◎同じ価値観をもった人財を見つけよう

 
採用で最も重視すべき点は、スキルや経験ではありません。「価値観」です。
 
企業として大事にしている価値観と同じ価値観をもった人財。
こうした人財が集まるから強い会社ができるのです。
 
 
たとえば、「チームで協力し合うこと」を重視しているある会社に、全く異なる価値観を持った中途社員が入社してきたとします。
この社員は、チームで協力することなく、自己中心的にどんどん仕事を進めていきます。
この一人の社員の言動をきっかけに、徐々にチームワークが乱れ、組織がバラバラに。。。
 
・・・・こんなケース、実はこれまでに何度も見かけてきました。
 
 
まずは「当社はこんなことを重視している会社です!」
と、自社が大切にしている価値観をはっきり打ち出してみましょう。
 
そして、同じ価値観を持った人を集めましょう。
 

こだわ りのラーメン店には、それを求める来店客が遠方からでも押し寄せます。
一方、こだわりが見えないラーメン店には、近隣の住民しか立ち寄りません。
 
これは採用も一緒です。
自社のこだわり、大事にしている価値観をしっかり打ち出すこと。
同じ価値観を持った人が集まる、魅力的な会社をつくるには、それが重要です!!

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