リポグラムノベルというものを読んでみました

皆さまこんにちは、社員のやまだです。
毎日寒いですね。
今回は、1月の後半わたしが通勤中の暖かい電車の中で読んでいた本をご紹介します。
それが、ちょっと変わった本なんです。
『リポグラム』という手法で書かれた短編小説集です。
これです。

「りぽぐら!」 西尾維新(講談社ノベルズ)です(^^)
 
聞きなれないこの『リポグラム』とは「特定の語、または特定の文字を使わないという制約のもとに書かれた作品」という意で、
この言葉『ウリポ』という文学グループが生み出した文章表現だそうです。
はじめにまず制約なしで文章を書き、そこから特定の文字を抜いていく手法のようで、
今回のこの「りぽぐら!」では、短編1篇につき50音中の16文字を除外して書かれています。
 
西尾維新先生の名前はご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。(ライトノベル界の巨匠だと思っています)
言葉遊びや新しい試みがお好きで、遊び心いっぱいの・探究心の強い小説家さんです♪
今回の小説は、そんな西尾先生らしい作品。
この試みは西尾先生自身から出版社へ持ちかけたのだそうです。
興味をそそられ、行動に至った理由はなんだろうと考えてみました。

  • 「なにか自分でルールを定め、その中で出来る最大限の働きをする」ことへの
    好奇心と期待
  • それによって発見できる文学の「未知の可能性」
  • 期待を超えた結果が出た場合に起こる”感動”

この3つの要素があるから、このリポグラムは人を「面白い」と感じさせるのかな…と感じました。
 
そしてこれはリポグラム以外でも・・・仕事でも言えることだな、と思ったりしました(^^)